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この記事は、自閉症と重度の知的障害をもつ次女「きこ」(2016年生まれ)の成長記録です。
現在は小学1年生。発語がありませんが、地域の小学校(支援級)に通っています。
きこは、2歳を過ぎた頃、急に様子がおかしくなりました。
今までできていた「指差し」、「バイバイ」、名前を呼ばれた時の「はーい」の返事、それに言葉も…。
気づいたらそのほとんどが消失していました。
急な変化に家族はパニック!「発達 後退」「言葉が消える 2歳」など、ネット検索を繰り返し、辿りついたのが【折れ線型自閉症】という障害。
その後、2歳半で「自閉症」の診断を受けました。
診断を受けるまで、診断を受けてから現在までの成長について綴っていきます。
お付き合いいただければ幸いです。
1歳半検診
- 身長76.7cm
- 体重9.58kg
- 健康状態⭕️
1歳6ヶ月児健康診査表より
- 1人で上手に歩きますか→⭕️
- 手すりをもって階段を上がりますか→❌
- クレヨン等でなぐりがきをしますか→⭕️
- コップを持って水を飲めますか→❌
- 意味のある片言をいいますか→⭕️(約10個) ママ、パパ、ばいばーい、はーい、あーん、ぱんぱん(あんぱんまん)、ぱんぱーい(かんぱい)、わんわ、まんま、にゃあ
- 大人の簡単な指示「新聞をとってきて」などがわかりますか→⭕️
- 大人の簡単な指示「新聞をとってきて」などがわかりますか→⭕️
- 自分の知っているものを指しますか→⭕️
- 自分の知っているものの名前を言いますか→⭕️
- 一緒に遊んでやると喜びますか→⭕️
- 他の子どもに関心を持ちますか→⭕️
- 親がすることのまねをしますか→⭕️
- 後ろから名前を呼んだとき振り向きますか→⭕️
- お子さんに対して育てにくさを感じていますか→感じない
⭕️=はい ❌=いいえ
運動面では、歩くのが遅かったこともあり、❌が2つ付きましたが、あとは全部⭕️でした。
*後追いは記憶にないと以前書きましたが、この健康診査表には後追い9ヶ月と記入がありました。多少はあったのかもしれません。
検診の様子
歩くのが楽しくて、1人あちこち歩き回っていました。
つい最近本格的に歩き始めたきこに比べ、他の子はもう少ししっかりしているようにも見えました。
保健師さんとの面談の際、面談の際、積み木は2個積みましたが、後ろにあるおもちゃが気になり離席。保健師さんの「これはなにかな?」「いぬはどれ?」など質問には、おもちゃに夢中で見向きもせず。
普段は指差しや、言葉も少しは出ることを伝えると、「おもちゃがあるから、楽しくなっちゃうよね」「普段できているならいいですね」とスルー。
私も全く心配していませんでした。
言葉、やりとり
アンパンマンが相変わらず大好きでした。アンパンマンの人形に「たーっ(ち)!」とご挨拶。1歳7か月
「どーじょ」と自分の顔をちぎるまねして、私の口にいれてきました。笑
「っかい!」(もう一回!)と人差し指をたてて、絵本や手遊びをよくねだってとても可愛いかったです。1歳9ヶ月
言葉はなかなか増えませんでした。1歳(3コ)→1歳半(10コ)→2歳(21コ)と少しは増えてきたものの、「わんわ」「ちゃちゃ(おちゃ)」などの赤ちゃん言葉も多く、2語文は全く出る様子はありませんでした。
遊び・運動
1歳半でやっと歩き回れるようになって、歩くのが楽しくてしょうがない様子♪手をつなごうとすると振り払い、自分の行きたいところへあちこち歩き回りました。
クレヨンでお絵描きすることも覚えて夢中で殴り書きしていました。1歳6ヶ月
アンパンマンブロックを積み重ねては、「あっ!」(できた!)と私のところに持ってきました。1歳7ヶ月
私はあまり記憶にないのですが、「トイレがすき。水が好き。ずーっと手を洗う。」と記録にあります。確かにプールや水遊びは大好きで、顔に水をかけられてもへっちゃらでした。1歳8ヶ月〜
パズルを1人で何ピースかできました!すごい!1歳8ヶ月
家の中でママと追いかけっこ。『まてー!』にきゃっきゃと大喜びで走り回りました。1歳9ヶ月
集団の中へ
1歳8ヶ月頃から市の親子体操教室に通い始めました。みんなと一緒に「よーいどん」と走ったり、いろいろやれることもありましたが、基本、興味のあるものが目に入るとそちら一目散!自由でマイペースでした。好奇心旺盛で、ママがいなくてもへっちゃら!←この辺も姉に似てるなーと思った程度でした。
近所の子育てサークルにも参加していました。歩けるようになると、自由に動く!皆んなが砂場で遊んでいる中、1人興味のあるほうへあっちにいったり、こっちにいったり…。私はそれについて回りました。
とにかく好奇心旺盛で、マイペースだなーという印象でした。
2歳検診(1歳11ヶ月時)
歯科検診+保健師さんとの面談がありました。
面談の際、言葉があまり増えないことと、集団に入った際マイペースなことを相談しました。
相談はしたものの、強いて言えば…というくらいで、たいして気にしておらず、言葉もそのうち出るだろうと思っていました。
保健師さんから、「集団生活に慣れるために発達がゆっくりな子のための教室に通ってみませんか?」と誘われ、どうしようかと思いましたが、何もしないよりは…と思い、申し込むことにしました。
まとめ
1歳半でよく歩くようになり、行動範囲がぐんと広がりました。外に連れて行くと、マイペースが加速。興味のあるものに一目散!あちこち動き回りました。先生がお話している時に、気になるおもちゃの方に行ってしまったり…ということはよくありました。ですが、私自身はそこまで気になることもなく、子どもってこんなもんでしょと何の疑いもありませんでした。
反面、家のなかでは落ち着いて過ごしていました。
ちょうど長女が小学生になった頃で、そちらに手がかかり、きこが放置気味になっていました。(この時期、極端に写真が少なくなっています…)
1人遊びは相変わらず得意で、助かっていました。
私が長女の宿題を見ているときは、自分も勉強のつもりなのか、後ろでアンパンマン図鑑をペラペラ…笑
勝手に『空気が読める子』だと思っていました。
こうやって、今振り返ってみると、これは特性かなと思う行動も多々ありましたが、そこまで顕著ということもなく、かんしゃくもないし、なによりやり取りがしっかりできていたので、全く心配していませんでした。
さらに、長女も同じようなタイプの子だったこともあり、うちの子はこんなもんだと思い込んでいた部分もあると思います。
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